伝承

2009年06月16日 08:47

外を掃いていました。

母が出てきて、教えてくれました。
「玄関は濡れ新聞を散らして掃くと良いよ」

ありがとう…で、それは、どうやるの?



昔からの知恵って、あると思うんですが、
残念な事に、ほとんど伝わっていないと思うんです。

せっかく教えてもらっても、
実際にしている所を見た事がないので、
新聞をどの程度濡らして、どの位の量を、
どのように散らしたら良いか、さっぱり分かりません。


心に戦慄が走りました。

折角の昔からの生活の知恵の数々が、
今ここで、消えかかっているのではっ!?


昔は、複数の世帯が同居していて、
女性は常に家庭やその周辺にいたので、
子ども達は、知らず知らずのうちに学んでいた事。

今は、核家族の上、女性も働きに出るので、
子どもはそれらを全く知らずに育ってしまうのでは。


『やってみせ、やらせてみせて、褒めてやらねば、人は育たぬ』

これは、人に何かを教える時の、基本です。

まず、お手本を見せて、イメージをインプットさせる。
その上で、実際に出来るまでやらせてみる。
出来たらシッカリ褒めて、嬉しい体験として定着させる。

この段階を踏んで行くと、色んな事をスムーズに覚えられます。
それだけでなく、楽しい気持ちで出来るようになるし、
その他の新しい事を覚えるのも楽しくなるのです。

その、一番始めの元になる
『やってみせ』の部分が、
現代は抜けているのではないかしら。

たとえば、新聞を使った掃除でも、
親の世代では、子どもの頃に、その掃除を見て育っているので、
すでにそのイメージはインプットされています。
だから「新聞を使えばいいよ」の言葉だけでも、出来るのでしょう。

でも私には、言葉だけでは、さっぱり分からない事なのです。
そういえば、私は、家事を母から学べていません。
母は仕事で忙しいので、教える時間が無かったんです。


ここに、共稼ぎの落とし穴を見た気がしました。

我が家は商売をしているので、もう、仕方のない事なんですが、
せっかく主婦が家にいられる環境で生活出来るのなら、
女性は家に居て、家を守る事こそが大切なんじゃないかしら。


もともと資本主義は、貧富の格差を助長するもの。
もう、どん底にいる一般庶民が、
物質的に豊かになる事はあり得ないんじゃ…。

本来は、お金に依存するのではなくて、
昔のように衣食住に関わる事を自分達で出来たら良いのですが。
とりあえず、今まで一番ないがしろにされていた、
命、生活に直接関わってくる農業や家事を、
もう一度見直す時期が来ているのかも知れません。
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